人物伝
人物伝の記事一覧
洗礼者ヨハネとは|イエスに洗礼を授けた預言者とサロメの最期
洗礼者ヨハネは、新約聖書に登場するユダヤの預言者で、ヨルダン川で悔い改めの洗礼を授け、イエスの到来を告げた先駆者です。十二弟子の使徒ヨハネとは同名の別人であり、まずそこを分けておくと人物像がぐっと見えやすくなります。
預言者エリヤとは?生涯・カルメル山の対決・火の戦車
エリヤは、紀元前9世紀中頃の北王国イスラエルで現れた預言者である。ギレアデのティシュベ出身の彼は、列王記上17章でアハブ王の前に突如姿を現し、「ヤハウェは我が神」を意味する名そのものを掲げて、バアル信仰に対抗した。
サウル王とダビデ|嫉妬に滅んだ初代イスラエルの王
サウルは、イスラエルで最初に立った王として約40年の治世を担いながら、神への不従順とダビデへの嫉妬によって悲劇へ沈んだ人物である。ベニヤミン族の見栄えのする青年として選ばれ、アモン人との戦いで王権を固めた栄光から、ペリシテ戦での独断やアマレク戦での背反へと転じていく流れをたどると、
マグダラのマリアとは|復活の最初の証人の真実
マグダラのマリアは、ガリラヤ湖西岸の町ミグダルにちなむ名を持つ、新約聖書屈指の女性の弟子です。美術展でティツィアーノの『悔悛するマグダラのマリア』を前にすると、多くの来場者が半裸の官能的な聖女像に戸惑いますが、その違和感こそ後世のイメージと福音書本文のあいだにあるズレを示しています。
ユダの裏切り|銀貨30枚と最後の晩餐の真相
イスカリオテのユダは、イエスの12使徒の一人でありながら金入れを任され、銀貨30枚でイエスを引き渡した人物として知られています。名前の由来はケリヨトの人とする説が有力で、ガリラヤ出身の弟子たちのなかで異質な背景を持っていた点も見逃せません。
サムソンとデリラ|髪の怪力と壮絶な最期
サムソンは、旧約聖書の『士師記』13〜16章に登場する、約20年間イスラエルを裁いた怪力の士師です。『髪を切られると力を失った男』として知られますが、その力は髪そのものに宿ったのではなく、生まれる前から神に献げられたナジル人としての誓約に支えられていたと伝えられています。
ヨナと大魚|あらすじ・ニネベ・意味を解説
『ヨナ書』は、旧約聖書の十二小預言書の一つに置かれた全4章の短い書で、預言者ヨナをめぐる物語として読まれる。大魚に飲まれる場面だけが名高いものの、中心にあるのは魚そのものではなく、神と人間のあいだで起こる呼びかけと応答です。
モーセとは?聖書の生涯と十戒・出エジプト
- "モーセ" - "十戒" - "出エジプト記" - "シナイ山" - "モーセ五書" article_type: character-profile geo_scope: global specs: product_1: name: "伝統的理解" key_features: "モーセはトーラー(モーセ五
ダビデ王とは?聖書の生涯とゴリアテ戦
ダビデは、古代イスラエルの第2代王であると同時に、詩人であり、軍事指導者でもあった人物です。羊飼いから王へと上り、エルサレムを都に定め、後代には理想王の基準として語られていきます。
ソロモン王とは?聖書と歴史で知恵・神殿・没落
ソロモン王は知恵の王として知られる一方で、エルサレム神殿を築き、晩年には王国分裂の伏線を残した多面的な人物です。この記事では列王記上 1〜11章と歴代誌下 1〜9章を軸に、出生から栄華、没落までを時系列でたどり、初学者にも追いやすい構成で全体像を整理します。
使徒パウロとは?改心と宣教旅行・書簡を時系列で
迫害者サウロとして出発した人物が、回心を経て宣教者パウロとなり、初期キリスト教を地中海世界へ押し広げていく――その転換と展開をたどるだけで、新約聖書の見取り図は大きく変わります。
聖母マリアとは?聖書の生涯と教義の違い
マリアを知ろうとすると、聖書本文そのもの、後代に整えられた教義、そして美術が広めたイメージがしばしば一つに重なって見えてきます。マタイ 1章とルカ 1章を横に置いて読むと、同じ受胎告知でも、マタイはヨセフへの夢の告知と成就の強調、ルカはマリアへの対話と応答へと焦点が分かれていることがよく見えてきます。